アグネア 4章終了時点までのまとめ ・日本 放射能の影響で本州への立ち入りは困難。 被害の甚大な専衛軍は解体され、国営軍と名称変更。 第一・第二方面軍(元専衛軍中心)と称する軍はウラジオストク港へ。 第三・第四方面軍(志願者中心)と称する軍は太平洋を経由し大連港へ。(松木、武田、宮沢が所属) ・朝鮮 日本に核を発射。国内での戦争は想定内。 ・オーストラリア 海軍を動員し日本の支援。国際貢献では有名だが戦地での任務はこれが初。 ・台湾 空軍と陸軍を動員。 ・中国 革新派と保守派に分かれ紛争中。革新派の武力が圧倒的なため、保守派はアメリカに支援を要請。 ・米 中国の革新派と小競り合い。 ・ロシア 静観。 用語まとめ ストレイジ 朝鮮が行った、人体実験の被害にあった子供を指す。 当初はステイジ・オーファンと呼ばれていたが、ある研究者の誤植によりストレイジが略称となった。 子供たちは次々に精神障害や身体的障害を引き起こしたが、当初の計画通り身体能力の向上には成功した。 狂気 精神障害を抱える一郎の生み出した、もう一つの人格。 自己防衛と保身のため、一郎が現出させる。一郎の精神状態は戦争で不安定になっているので、完全にこの人格を押さえ込むことが出来ない。 家族である夏樹が支えてくれていることで、どうにか自制心を働かせている。 多々良宗一殺害 ストレイジの研究者たちの脱北を手引きした報復として、朝鮮の工作員により多々良宗一が殺害された事件。表向きは強盗殺人として処理された。 宗一の息子である一郎の目の前で、両親が焼死。 一郎は夏樹と次郎を連れて逃げ、岩波に救出された。 わかば園 脱北者の殺害を狙う朝鮮から、脱北者を守るために作られた施設。 ストレイジの秘匿性から、一般の介護施設を装っていた。そのため、武田・千絵の入居も可能だった。 園内で起きた死者23名、重傷1名の殺傷事件は秘密裡に処理された。 ※脱北者=通常の場合は朝鮮から亡命してきた者を指すが、この場合はステイジ・オーファンの情報を持っていた亡命者のこと。このうちの多数は多々良宗一の手引きで亡命。 白石陣強襲 岩見沢より進軍を開始した朝鮮軍(1000名余り)と、それに抵抗した専衛軍(約100名)との間に起きた戦い。7000名余りの兵士が小樽港に進発した直後に朝鮮軍が動いた。情報の漏洩原因は不明(千絵ではない)。 専衛軍の各方面軍に徐々に身を削られていた岩見沢朝鮮軍の無謀な特攻で、銃剣が主な武器として使われた。 最終的には後方に待機していた重火器を奪われた朝鮮軍の敗走によって幕を閉じた。 朝鮮軍人的損害約500名。専衛軍は90余名。 小樽港虐殺 朝鮮側に変異型ストレイジが大量動員された戦い。 水際で朝鮮軍の猛攻を防いでいた専衛軍が、輸送機から変異型の上陸を許してしまったことで被害が拡大した。 専衛軍はこの戦いで6000名余りの兵士を喪い、十一師団が実質壊滅した。虐殺と表現されるほどの被害の甚大さだった。 残兵は第五旅団に吸収された。武田はこの戦いで左目を失ったものの、生還。 変異型との戦闘 変異型と、一郎らの戦い。この戦いより、台湾・オーストラリアが日本に加勢。 小山田千絵の内通 一郎の殺害を狙うも失敗し、戸惑った千絵は、行動に矛盾を抱えるようになる。 白石陣で起きた戦いでは全て専衛軍に加勢したが、一郎らの動きを李承晩に逐一報告してもいた。洞窟での夏樹の被弾(十話)、承晩の攻撃(十一話)、ストレイジのプレハブ小屋侵入(十五話)は全て千絵の報告が遠因。 ただし千絵は、自白を境に(十七話)完全に日本側に付いた。安藤はまだ疑っている。 傍ヶ岳潜入 加奈が次郎を誘拐し、一郎を誘引。一郎は誘引に乗り、傍ヶ岳に入山。 一郎を追って、千絵、武田、夏樹、安藤も入山した。 五人は戦い続けたが、結果的には承晩の術中で足掻いていただけだった。 次郎は拷問を受けたあとに死亡し、狂気に冒された一郎は行方不明に。 一郎復帰 一郎を探し続けた安藤が、公園で狂気を発見。 痛みで無理やり狂気を押し込めた安藤は、一郎を引きずり出すことに成功した。
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