3章の登場人物一覧

ミスティ・アメル



20歳。女。カロル兵団団長。元、魔王討伐隊所属。
右手に闇魔法、左手に光魔法の魔石。
生まれつき膨大な魔力をもち、魔物との戦いの中に身を置き続けた結果、圧倒的な強さを手に入れた。
左耳の下から顎の左側、左頬から唇の左下にかけて、魔物の爪で切り裂かれた傷跡がある。



クローセ・アクイラ



37歳。女。カロル兵団副団長兼、一番隊隊長。王国騎士団出身。元、魔王討伐隊、副隊長。
両手に闇魔法の魔石。
幼いミスティを過酷な道に引きずりこんでしまった罪悪感から彼女に尽くし、カロル兵団を急速に成長させた。
ロド王国から袂を分かったいまもなお、レイを尊敬しており、黒い長髪は昔のレイの髪型を真似たもの。



ラヴィーニア・ロド



17歳。女。ロド教、神官長。ロド王国第一王子ステイシス・ロドの子。戦死した国王嫡孫エル・ロドの実妹。
右手に光魔法、左手に闇魔法の魔石。
強力な攻撃魔法の使い手。王宮の腐った部分を目の前で見てきているために、既にある程度達観している皮肉屋。
舌に、正方形の中にななめ十字が入った『無』を意味する記号が、黒い刺青として彫られている。



テイニ



26歳。女。ノルグ族出身。王国軍王都北部城塞付、奴隷参謀長。階級は奴隷剣士長。
右手に風魔法、左手に光魔法の魔石。
眠たそうな目がのんびりとした印象を与える風貌とは裏腹に、常に落ち着いた状態で部下を束ね、信頼も厚い。
イシュとは幼いころからの友人。



ヴィーヴィ・スロエ



17歳。女。カロル兵団二番隊隊長。グテル大虐殺の生き残り。
両手に水魔法の魔石。希少な水魔法の使い手。
水魔法は長らく使い手が絶えていたが、新たな武器を得るために文献を読み漁り、試行錯誤の末、復活させた。
ミスティを尊崇しており、いつもミスティに特別扱いされる元魔王討伐隊の面々を敵視している。
赤い布を常に頭に巻きつけており、布の中央には、正方形の中にななめ十字が入った『無』を意味する記号が白く染め抜かれている。



ウィルフレド・ハガット



21歳。男。カロル兵団三番隊隊長。グテル大虐殺の生き残り。
両手に炎魔法の魔石。
ミスティを尊敬しているが、ヴィーヴィほど盲目ではなく、いつもクローセとヴィーヴィの板挟みにあう苦労人。
戦場では、赤を基調とした特別製の鎧を身にまとい、敵の注意を一身に引き付けて戦う。



チャロ


13歳。女。カロル兵団一番隊所属。グテル大虐殺の生き残り。
両手に土魔法の魔石。
土魔法を利用した隠密行動を得意としており、砦攻略の先遣部隊として侵入することが多い。
物見にも優れ、何かと重宝がられている。



テルセロ・リオルディ



27歳。男。王国騎士団団長補佐。先代騎士団長ラッツ・リオルディの孫。
右手に風魔法、左手に土魔法の魔石。
祖父の薫陶を受けて育った攻撃魔法の達人。短剣や、周囲のものを使って魔物を倒す。



ギニッチ・ベスター



35歳。男。王国騎士団団長補佐。王都北部城塞暫定指揮官。
右手に土魔法、左手に炎魔法の魔石。
魔王出現時、王国軍の前線指揮官として活躍した歴戦の勇士。
壊滅した王国騎士団の再編中、王国軍の大規模反攻部隊を率いて目覚ましい戦果をあげ、騎士団へ引き抜かれる。
以前はノルグ族容認派だったが、ある出来事がきっかけで、ノルグ族を憎むようになった。



目次へ戻る

inserted by FC2 system